ファンページを盛り上げてコミュニケーションするにはさまざまな手法があります。ゲームアプリばかりでなく、写真投稿、アンケート、サポートセンター、コンテスト、クイズ、動画、その場で購入、体験談投稿、・・・ファンになってもらうためのあらゆるアクション、そして、ファンに楽しんでもらうためのアクションがたくさんあります。

Social Media Examinerで、アメリカの優れたファンページTOP10の成功の秘訣が紹介されています。ファンページでユーザーとコミュニケーションをはかるためにどれも素晴しい事例ばかりです。

そのまま真似ができるわけではありませんが、参考にしてこれらの手法を積極的に取り入れていくことが成功への近道と言えそうです。

どうぞ、参考になさってください。

10のTOP Facebookファンページが成功しているワケ

あなたは自分のビジネスにFacebookブックファンページを持っていますか？Facebookブックファンページを持っている人たちが、どのようにして成功したか考えたことがありますか？

この記事では、あなたも知っているブランドの10のファンページを選んで解説していきます。あなたのビジネスの規模に関係なく、フェイスブックの知識をレベルアップできれば幸いです。

ここに紹介するファンページは、何10万人（あるいは何100万人！）のファンを魅了してきたユニークな特徴を持っています。毎日フェイスブック上に新ページが何千とあることを考えると、これはかなりの偉業です！

そのまま真似してください、ということではありません。他の人が何をしているかチェックして、その戦略にちょっとひねりを加えて、自分自身の戦略のヒントにしてください。

#1: Red Bull

レッドブル Red Bullのチームは、ターゲットユーザーと密接に連携しています。それはこのファンページのカスタムアプリとユニークなコンテンツからもわかります。

レッドブルは、ユーザーがどう反応するかをよく知っていて、それに応えるものを届けています。たとえば、ファンのためにオンラインゲームのシリーズを作り、うまいことにそのゲームを"Procrastination"（「優柔不断」）と名づけました。スポーツと衝撃の高い競争を対象としたゲームです。

Red Bull_PROCRASTINATION

さらに、レッドブルはウェブTV番組を作って番組の中でファンページをアピールしています。そこにはレッドブルがスポンサーをしているアスリートの生活にスポットライトが多く当てられています。そのウェブTVは有名アスリートと興味を共有できるように動画を組み込むことでお互いに交流できるようになっています。

Red Bull_WEB TV

レッドブルのファンページにはもう一つ気の利いた特徴、ウェルカム・タブがあります。ファンでない人がレッドブルのページを訪問したとき、その人は 以下のクリエイティブを見ることになります。レッドブルは関心をそそるクリエイティブで同社のページに「いいね!」と言ってもらおうと、積極的に働きかけています。また、ウェルカム・タブ上には、たった一つのこと（「いいね！」をクリックして）しか表示していません。もしウェルカム・タブにたくさんの要素を盛り 込めば、ファンは混乱してそれ以上何もする気がなくなくかもしれません。「少ない」方がかえって多くの効果を生むのです。

Red Bull_welcome

どのように "ウェブデザイン"

ヒント：「いいね！」をクリックしてもいいかな、と思う要素のひとつに、ページのクリエイティブがあります。デザインが良けれ ば、ファンでない人たちへの第一印象が良くなります。新規訪問者の関心を惹いて、その人に「いいね！」ボタンをすぐに押させるためには、何ができるでしょうか？レッドブルのウェルカム・タブのクリエイティブなデザインが、まさにヒントと言えそうです。

#2: バーツ・ビーズ（Burt's Bees）

バーツ･ビーズ Burt's Beesのページの良い特徴は、写真と動画の使い方です。同社は写真と動画を使って同社や同社の製品の舞台裏を見せています。

以下のイメージを見るとわかるように、バーツ・ビーズは同社がどのような原材料を使っているかを示すだけでなく、同社が使用する原材料が安全であることを示しており、全ての訪問者に同社の研究室訪問を歓迎しています。これは企業とその製品を理解してもらう方法としてとても良い例であり、興味をひく内容で価値を高めています。

Burt's Bees

ヒント：企業の製品やサービスは皆、ユニークな何かを持っており、フェイスブックはこの「ユニークな何か」を強調するベストな場所のひとつです。あなたの会社を競合他社より際立たせるのに、どのように動画やイメージを組み込むことができるか考えてみましょう！

#3: ウノ・シカゴ・グリル（Uno Chicago Grill）

ウノ・シカゴ・グリル Uno Chicago Grill は、フェイスブック・アプリを最大限に利用して、同社のメニューをうまくアピールしています。アピールしたいメニューのタブを作り、画像を多用してファンを惹きつけています。さらに、ウェルカム・タブでは同社のウェブサイトで最重要である、所在地とオンライン注文のページにリンクしています。ファンでない人が同社のページに初めてたどり着いたときでも、その人はウノ社が提供するものをすぐにスナップショットでたくさん見られるわけです。

Uno Chicago Grill

さらに、ウノ社は「今週のファンコンテスト」をFacebookブックファンページ上に取り入れています。ファンはウォールに直接自分の写真を掲示できるのです。

これはファンにとってはうれしい露出です。参加するのが楽しくなります。

Uno Chicago Grill FAN OF THE WEEK

もう一歩進んで、ウノ社は今週のファンコンテストでユニークなことを行っています。ファンがUnoのレストランにいるときの写真をアップロードするよう呼びかけて、他のファンがレストランへ食事をしに来やすいように工夫しています。

これは、他のオンライン上のファンを実際の店舗へ誘導するにはすばらしい方法と言えそうです！

ヒント：あなたが実際の店舗を運営しているなら、ファンが実際に店舗を訪れたくなるような方法を考えましょう。コンテンツ、広告宣伝、スペシャルオファーは全て、新規ファンを招き入れるための素晴らしい方法なのです！

#4: ライブスクライブ（LiveScribe）

ライブスクライブ LiveScribeは、より多くの商品を販売する販促とともに同社へかかってくる電話対応を減らす２つの特徴を取り入れています。

napisy filmowを行う

まず、同社はタブのひとつとして店頭をイメージできるページを作りました。ファンページから直接買い物ができることはもちろん、製品コメントもシェアしてもらいます。この2つのオプション（買い物をしてシェアする）ことでライブスクライブの製品の露出度を高めています。新製品についてのあなたのコメントを友達が見たら、その友達が製品についてもっと知りたいと思うのは自然なことですから。

Livescribe Promotions

Livescribe Support

さらに、ライブスクライブはFacebookブックページの中に直接サポートデスクを組み込みました。以下を見ればわかるように、質問を書き込んだり、アイデアをシェアしたり、問題を報告したり、さらには直接商品を褒めることもできるのです。もっと重要なことは、それらの投稿を他の人も見ることができることです。そうすると、ファンや今後商品を買うかもしれない人たちはこのタブへ行って回答を見たり、他の人が製品についてどう言っていることか見ることができるのです。

これはファンにあなたの会社の製品やサービスを良く知ってもらうためにとても良い方法です。その上、このツールは、アフターサービスや電話対応の手間を減らすこともでき、あなたの会社の時間と費用の節約につながります。

ヒント：商品やサービスを提供するなら、あなたのページにサポート機能を組み込むことを考えましょう。顧客がソーシャルメディアサイトから質問やクレームを行うのは一般的なことになってきています。サポートのための指定のページを提供すれば、あなたの顧客も満足するし、顧客をリピート購入者に変身させることもできます！

#5: Toy Story 3

トイストーリー3 Toy Story 3 は、そのページを面白く、かつ機能的にする特別な方法をとりました。面白さの要素は、利用者自身がアニメの登場人物になれる「トイ・クリエーター」という新しいアプリ。子どもも大人もアクションに参加してフェイスブック上に新しく作ったキャラクターをシェアすることができます（バイラル効果があります。）

TOY CREATOR

TOY STORY 3 ADMIT ONE

トイストーリー3のページをより機能的にするため、フェイスブックにいながらにして映画のチケットを購入できるタブが作られています。これで、ファンは簡単に、素早くチケットを買うことができます。

ヒント：あなたのファンをファンページ内により長い間引きとめられるように工夫しよう。ファンにあなたのページのコンテンツ、ユニークな体験、購入の機会などを提供してファンが離れないようにしましょう。サイト訪問者の滞在時間が長けれが長いほど、訪問者との交流を増やしてROIを大きくするチャンスが増えると考えられます。

#6: Coca-Cola

コカコーラ Coca-Colaは、その斬新なプロモーションと、楽しく交流できる機能で、ファンページのベスト・オブ・ザ・ベストのリストのトップの座を確保しました。

いくつかのPSPの画像は透過的ではありませんか

同社の最近のプロモーションは、サマー・スナップショット・コンテストでした。コカコーラの缶と一緒の写真をファンに撮ってもらうコンテストです。これにより同社のページに参加するファンが増えるだけでなく、コンテスト自体もファンと一緒に映る同社の製品の写真を取り入れることができるわけです。

ファンがスナップ写真を投稿すれば、そのスナップ写真は全フレンドの新フィードへ送られるので、その写真はバイラル的に急速に広まります。写真を見た何十万の人がそれをきっかけにファンになる可能性があるのです。

Coca-Cola GET THE CANS

ここに、コカコーラのコンテストに投稿された一枚の写真があります。どうやってこの写真に投票するかおわかりですよね。誰もがこれに参加でき、楽しめるのです。

Coca-Cola GET THE CANS

ヒント：コンテストを作る場合、シンプルなものにしましょう。ファンがコンテストに参加するためにすべきことは少ないほど良いです。簡単で、楽しいものにして、シェアの機能を組み込んであなたのコンテストがバイラルに広まるようにしましょう。

#7: Oreo(オレオ)

オレオ Oreoは、同社のファンがユニークな体験ができるように素敵な戦略を使いました。オレオ社は、同社のクッキーが多くの人にとって小さい頃からの生活の一部になっていることを知っており、この視点からファンのノスタルジーを喚起しています。同社は現在に800万人ものファンがいるので、この戦略が効くのです！

最新のキャンペーンは、「学生時代へ戻ろう」キャンペーンでした。フェイスブックのファンページ上で直接、ファンに思い出と写真をシェアして もらうのです。オレオ社が行った学生時代へ戻るキャンペーンと同じように、ユニークな体験をオファーすることで、ブランドは多くのファンへのつながりを作り出し、ファンがそのブランドの愛顧者となり、何度も戻ってきてくれるようになります。

OREO Back to School

ヒント：ファンに対して、自分について何かをシェアしてもらうようにすれば、より多くの反応が得られるでしょう。ファンが考えていること、意見、フィードバックなどをシェアするようにすすめてみましょう。そうすれば、ファンは驚くほどすぐに話してくれ、あなたもきっと満足しますよ！

#8: ジョーンズ・ソーダ(Jones Soda)

ジョーンズ・ソーダ Jones Soda、ファンが自社のページと交流するいろいろな異なる方法を取り入れたところがすばらしいと言えます。みんなが同じ方法で交流するのではない。だからいくつものオプションを提供する。とてもスマートな戦略です。

JONES PURE CANE SODA

Jones Soda VOTE

ヒント：ファンとつながる方法をいろいろ考えてみましょう。投票、コンテスト、クイズ、iPhoneアプリ、動画などは、あなたのファンにたどり着くためのほんの一例です。ファンは十人十色です。ぜひオプションを設けましょう。

#9: トワイライト・サーガ(The Twilight Saga)

この映画を見た人も見ていない人も、トワイライト・サーガ Twilight Sagaが大人気だということは否定できないでしょう。トワイライト・サーガは、あなた自身のページを作れる２つの戦略をFacebookブックファンページ上で開始しました。

まずは、「ツィート・スウィープス」です。これはファンが映画についてつぶやいて映画チケットをゲットするチャンスを提供するものです。このタイプの戦略でベストなのは、ファンに何についてつぶやいたらよいかテーマを提示することです。

The Twilight Saga

そうすればファンは混乱することなく、速やかにアクションを起こすことができます。トワイライト・サーガではこれをどのように行ったのか、下のイメージをご覧ください。

The Twilight Saga TOPICS

さらに、トワイライト・サーガのページは「ディスカッション」タブを上手く利用しています。ここではファンがディスカッションのトピックを投稿でき、だれもが参加してコメントすることができます。ディスカッション・タブはコミュニティ意識を形成し、ページに関わる人の数が劇的に増えるでしょう。

ヒント：あなたのページでファンの間の会話をもっと活発化させたければ、ファンが会話のきっかけを作りやすいように、少しだけディスカッションの流れを作ってあげましょう。一旦流れに乗れば、あなたのファンは自分でディスカッションのトピックを投稿し続けるようになり、ページが組織的に活性化され大きくなっていくでしょう。

#10: トラベル・チャンネル(Travel Channel)

トラベル・チャンネル The Travel Channel］は一見の価値あるユニークなことを同社のファンページ上で行いました。ファンの旅行体験の中でフェイスブックが実際にどのような役割を果たしたかをシェアするスペースを作ったのです。自分自身のストーリーを投稿するのもよし、また他の人が投稿した記事を読むのもよしです。これは同じ関心を持つ人々があなたのページとつながるための効率の良いやり方と言えます。

The Travel Channel

ヒント：このような「フェイスブック・ストーリー」をあなたのページに組み込むのも良いでしょう。Go hereをクリックして、この戦略がどう働いているか、またどんなストーリーのテーマが提案されているかを見てみましょう。